ミニチュアシュナウザーは、ドイツが原産の犬種です。
もともとはスタンダード・シュナウザーがベースになっており、その後人為的な配合の結果現在のようにミニサイズになりました。
日本における人気も非常に高く、人気ドラマのマルモのおきてで登場したムックはミニチュアシュナウザーです。
その当時からどんどん人気が高まり、今でも新しく飼い始める飼い主さんもたくさんいます。
今回はミニチュアシュナウザーの値段や特徴、性格、飼い方、そして可愛いカットスタイルも紹介します。
購入の際に注意すべき点や選び方も案内しているので、是非とも参考にしてください。
このページは
・ミニチュアシュナウザーを飼っている方
・ペットを飼いたい方
におすすめです。
ミニチュアシュナウザーってどんな犬?値段や特徴などをご紹介
ミニチュアシュナウザーの値段相場はいくら?
ミニチュアシュナウザーは平均的な値段が「15~30万円」程度です。
一般的な家庭で普通に飼うのではなく、ショーに出すためのミニチュアシュナウザーはもっと高額で売買されています。
相場は「15~30万円」ですが、インターネットで売買情報を見ると分かりますが、40万円や50万円する犬もいます。
結局は扱うペットショップやブリーダーによって基準となる値段が異なるのです。
値段が異なる理由
お店による基準の違いの他にも、様々な理由によって値段に差が生まれます。
まず挙げられるのは「見た目の問題」です。
さらに全体的なバランスも影響してきます。
基本的には希少性が高い毛色であるほど相場は高まります。
性別間の値段の差は若干メスの方が高くて、これは犬種を問いません。
できるだけ安い値段で手に入れたい…と考えている場合には、ブリーダーから購入するのもおすすめです。
しかしブリーダーだからといって必ずしも安いわけではありません。
購入する際には売れ残りの犬なのか、という点にも注意を向けたいです。
ミニチュアシュナウザーの寿命や毛質の特徴
ミニチュアシュナウザーは寿命が「12~15歳」くらいの、長い口ヒゲや特徴的な眉毛などが印象的な小型犬です。
毛の特徴はワイヤーコートであり、比較的密生しており、グルーミングも当然必要です。
見た目は仙人のような風貌ですが可愛らしさも共存しています。
もともとは尻尾や耳を切り落とす習慣もあり現在も続けているところもあります。
しかし徐々にそうした風習はなくなりつつあり、その点もミニチュアシュナウザーを飼い始める方が増えた理由かもしれません。
ミニチュアシュナウザーの被毛はダブルコート
被毛はダブルコートで、体温維持のためのアンダーコートと皮膚を守るためのオーバーコートで構成されています。
皮膚は比較的デリケートなので、皮膚に病気が現れないか常にチェックをし、ケアや食事にも気を遣う必要があります。
ミニチュアシュナウザーの性格や飼い方、しつけについて
ミニチュアシュナウザーってどんな性格?
ミニチュアシュナウザーは頭が良くて、そして陽気な性格をしています。
明るさ満点ですから子供と過ごす時間も大好きなはずです。
しかし暴力的・犬思いではない子供の場合はうまくいかないこともあるでしょう。
飼い主やその家族に対して献身的な一面を見せ、従順な部分もあります。
警戒心のせいで吠え癖が出てくることもありますが、社会化トレーニングもしっかりと行えばコントロールもできるようになります。
テリトリーに関する意識がかなり強いケースも
もともとミニチュアシュナウザーはネズミの退治・その他動物の駆除目的でも活躍し、さらに番犬としても優秀です。
そのためテリトリーに関する意識がかなり強いケースもあります。
その場合にも子犬時代からのしつけやトレーニングが重要になるでしょう。
とにかくミニチュアシュナウザーは、家族の事が大好きでいつも一緒にいたいと思ってくれるはずです。
ミニチュアシュナウザーの飼い方
ミニチュアシュナウザーは飼い方も比較的簡単で初心者向きの犬種であり、飼い主の家族に対してとても友好的で従順です。
この犬種を飼う際に気になるのは、運動量やケアについて、さらに飼育する環境でしょう。
ミニチュアシュナウザーの散歩について
散歩の時間は1回あたりおよそ30分程度、それを1日2回が目安となります。
小さな犬ですが運動量はまずまず多く、きちんと体を動かさなくてはなりません。
散歩の際だけではなく、自宅においても運動ができる環境を作ってあげるべきでしょう。
暑さに弱いため、散歩に行くときは暑くない時間帯に行くようにしましょう。
早朝や夕方などがおすすめで、気温は低くなっていてもアスファルトがまだ熱い状況であれば火傷をするので、道路が冷めてから散歩するようにしてください。
太りやすい犬種なので食事に注意!
食事については子犬の頃は特に注意をして、消化しやすいように工夫してあげましょう。
年齢に応じたドッグフードを与えることも大切です。
肥満は見た目が悪くなるだけでなく病気のもとにもなるので、適切な食事量の把握を行いましょう。
そして飼育環境については、暑さ対策が非常に重要です。
上記したように暑さに弱いため、夏場はだいたい23度くらいを維持し、健康のためにも温度や湿度の管理は徹底したいです。
湿度の目安は40~60%くらいです。
ミニチュアシュナウザーの上手なしつけ方
ミニチュアシュナウザーは警戒心が強くて、そのため社会化トレーニングは必要不可欠です。
社会化トレーニングによって社交性を培い、そしてこの時期にいろいろな人間や犬と触れ合うことによって、警戒心が元となる吠え癖や噛み癖を予防しやすくなります。
もし社会化トレーニングが難しい場合は、社会化の時期に対応したしつけ教室などに通うと良いでしょう。
叱ってしつけるよりも褒めて伸ばす方法が理想的
愛犬のしつけを始める時期は基本的に早いほど良くて、犬を購入して家にやってきた日から始めるようにしましょう。
トイレのしつけなど、早い段階から行うべきしつけも複数あります。
どうしても叱りたい…ということがあっても、結局犬は人間の言葉をきちんと理解できません。
そのため低い声で「ダメ」だと伝え、それから後は無視すると良いでしょう。
犬も人間と同様に相手に無視をされるのはとても辛いため、無視をするという手段も適切に用いればしつけがうまくいきやすくなります。
ミニチュアシュナウザーの可愛いカットスタイル特集
スタンダードスタイル
今晩も夜のお散歩はトリミングでお疲れなので、1.9㎞で少し短めでした😁体重7.2㎏、しっかりウエストが引き締まった、ごま塩の細マッチョです😉#ミニチュアシュナウザー #スタンダードシュナカット pic.twitter.com/wGaURmoqK0
— D-papa (@Dpapa1020) June 24, 2021
ミニチュアシュナウザーにとって定番のカットです。
眉毛の上やヒゲをあまり切らず長く伸ばして、きちんと整えます。
手足の毛も長く伸ばせば、まるで可愛い仙人かと思うようなミニチュアシュナウザーができ上がります。
トップノット
今日はマロンが来たよ。
・
マロンのおリボン選んでたら、璃緒がやってきて羨ましそうに見てたので😂😂😂色違いを着けてあげました。
・#ミニチュアシュナウザー #同胎 #璃緒とマロンは同胎 #シニア犬11歳 #トップノット https://t.co/KsRw3huQw2 pic.twitter.com/rPaC8vYZtb— つぐみ鈴子@ K9ゲーマー (@rinkotsugumi) July 4, 2020
トリミングのたびに頭の毛をバリカンでかるのが一般的ですが、あえて伸ばし続けることで女の子っぽさを演出できます。
伸ばしている際や伸びきった後に目の中に毛が入らないように注意してください。
きちんと毛が伸びきって頭上の毛を結ぶと、トップノットの完成です。
モヒカンリーゼント
Before After♥️
サッパリしたねー🤣♥️
前回よりもモヒカン長くしてもらったみたい🥰トリミング後のフワフワ感がたまらんです( *¯ ꒳¯*)#ミニチュアシュナウザー#モヒカン pic.twitter.com/LTyQ9MgajI
— 殿と母ちゃん@Mシュナ一郎さん🐶❤️ (@ryota_ichiro) August 28, 2019
仙人のようなミニチュアシュナウザーとはかけ離れたスタイルです。
頭全体をバリカンでかるのではなくモヒカン頭になる部分は残し、さらに目の周りも短くすればモヒカンがより際立ちます。
目の周りにバリカンをかけるときには目をケガしないように注意してください。
ある程度アレンジもしやすく、自分独自のモヒカンリーゼントが完成します。
ミニチュアシュナウザーを購入する際の注意点や選び方
ミニチュアシュナウザーの購入時の注意点
ミニチュアシュナウザーを購入する際に注意したいことはいろいろとあります。
他の犬種と共通していることですが、参考にしてください。
ペットショップの評判もチェック
ミニチュアシュナウザーを購入する際には、ペットショップの評判も確認してください。
不当に高い価格を設定しているところや犬の扱いが雑なショップもあります。
確実に詳細をチェックする方法はありませんが、Googleマップの評価もある程度の参考になります。
そしていろいろと店員に質問をし、個々の犬に関してきちんと回答できるか、そして誠意をもって回答しようとしているかも重要なポイントです。
購入するペットショップを誤ってしまうと、トラブルになる可能性もあります。
なぜ売れ残りなのかも要チェック
ペットショップがブリーダーから犬を仕入れて販売していますが、売れ残ることもあります。
基本的によく売れるのは幼い時期の犬であり、生後2~3ヶ月くらいでしょう。
生まれて期間が経過すると徐々に安くなりますが、半年を過ぎると値段を下げてもなかなか売れない…というケースもあります。
飼い主さんの多くはできるだけ小さな子犬の時から飼い始めたいと思っています。
特に問題もなく上記の理由だけで売れ残りになっているならあまり問題はないでしょう。
特に売れ残りの犬を購入する際には、その理由や健康面など様々な点において問題がないか確認してください。
ワクチンは打っているか
犬は特定の病気にかからないためにワクチンを打ちます。
通常はペットショップにいる犬はすでにワクチンを何種類か打っていると思います。
そのため実際に購入した後に問題が発生する例もあるでしょう。
犬を購入する時には複数店舗をチェックして値段を比較するかもしれません。
ワクチンを打っていない店舗はある意味では金額が低くて当然です。
ですから目に見える金額だけを参考にするのではなく、ワクチンを打ったかどうかもチェックしてください。
ミニチュアシュナウザーの選び方
購入するミニチュアシュナウザーの選び方を案内していきます。
大切な愛犬選びのことなので注目してください。
ミニチュアシュナウザーを選ぶ際に注意すべきポイント
ミニチュアシュナウザーを選ぶときに注意したいポイントはたくさんあります。
様々あり過ぎて挙げきれないため、代表的なものを紹介します。
ペットショップで気軽に確認できるのは下記の事柄です。
詳細をチェックできる状況であれば、下記も確認してください。
ミニチュアシュナウザーを購入するにあたって最も重要な点は、健康です。
見極めることは難しいのですが、店員さんに聞いてみたり、自分で確認したりなど…可能な限り見極めてみましょう。
後悔しない選び方をしよう
ミニチュアシュナウザーは黒の毛色が人気で、値段も高額です。
逆に白などの毛色は値段が下がってしまいます。
毛色による希少性や値段の違いは実際にありますが、大切なことは自分自身の好みです。
飼い主さんが白色のミニチュアシュナウザーを飼いたいのであれば、世間的な評価だけを気にして黒色を選ぶのではなく、自分の意見を押し通すべきでしょう。
もちろん毛色の他にも犬選びにおいて重要な要素はたくさんあります。
性別や見た目、値段など。
とにかく後悔することのないように犬選びを行ってください。
保護犬・里親という選択も
ミニチュアシュナウザーを選ぶ際に知っておきたいのは、「保護犬からも選べる」「里親募集中の犬からも選べる」ということです。
もともとの飼い主の都合で捨てられたり、飼えなくなり新たな飼い主を探しているケースも非常に多いです。
そういったミニチュアシュナウザーをはじめとした犬を救うという選択肢もあります。
保護犬や里親制度によって譲り受けた犬は、ほとんどが子犬ではありませんが、「犬を飼う=ペットショップ」という概念を覆してみるのも良いかもしれません。
まとめ
ミニチュアシュナウザーは平均寿命が「12~15歳」の小型犬です。
小型犬なので大きさが気になる飼い主さんも気軽に育てられます。
平均相場は「15~30万円」となっていて、黒の毛色のミニチュアシュナウザーは他の毛色より値段が高めです。
節約したい時には、保護犬や里親制度による譲り受けも検討すべきでしょう。
家族と一緒に過ごす事が大好きな犬で、とても献身的です。
しかし警戒心が強い面もあり吠え癖などが出ることもありますが、社会化トレーニングをしっかり行えばコントロール可能です。
可愛いカットスタイルとして人気なのが、トップノットや定番のスタンダードスタイルです。
トリミングサロンにお任せするのもおすすめです。
今回はミニチュアシュナウザーを選ぶ際に注意すべきポイントも紹介しました。
後悔のないように愛犬探しを行ってください。