鼻ペチャで独特の表情を持つ、愛嬌たっぷりのパグ。
ブサカワ系の代表とも言える犬種でとても人気があり、レアな毛色のパグだと高額で取引されるほどです。
活発で社交的な性格を持ち、小さいながら賢くお利口なパグですので、ちゃんとしつけさえしっかりと行っておけば比較的飼いやすい犬種と言えるかもしれません。
ここでは、パグの特徴や性格、飼い方、これからパグを飼いたい方に役立つ情報などをお届けします。
このページは
・パグの飼い方やしつけ方に悩んでいる
・パグとブルドッグの違いについて知りたい
こんな方におすすめです。
パグってどんな犬?値段や特徴などをご紹介
パグの一般的な値段相場
パグは中国を原産とする小型犬で、鼻が短くダブルコートの短毛を身にまとっているのが特徴です。
値段は子犬の場合だと20万円台から取り引きされることが多く、人気の高さが窺えます。
ただ高くても30万円台が相場ですから、一般的には超高額ということはないので、割と現実的に購入を検討できる犬種だといえるでしょう。
相場の値段はあくまでも相場なので、中には40万円台や50万円台に到達するケースも珍しくないです。
しかし、逆に10万円台で取り引きされることもありますから、実際には需要と供給のバランスによって、容易に値段が変動することが窺えます。
黒パグは人気で値段が高い
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— ぼんれお (@BonLeo_pp) June 10, 2021
パグの種類は黒や灰色、白にシルバーといった色があって、フォーンなどは黒と並ぶ人気色となっています。
黒色のパグは黒パグと呼ばれ親しまれるほどの人気で、やはり比較的高額で取り引きされる傾向です。
フォーンは子鹿を意味する単語で、名前のように子鹿のように黄色い毛色に特徴があります。
日本ではこのフォーンが定番中の定番で、街中で見かけるパグの多くはフォーン色となっています。
フォーンと一口に言っても色に幅があるので、明るい黄色寄りだったり落ち着いたブラウン寄りなど様々です。
いずれにしても、パグは色の種類が豊富で充実していますから、好みに合わせて選ぶことができます。
シルバーやアプリコットはレアで入手が難しい
アプリコットもレアで入手が難しいですから、欲しいと思ったら海外にまで目を向ける必要があるでしょう。
白も海外で非常に人気ですが、日本では見かける機会が少ないレア色の1色です。
当然ながら流通や取り引き価格は高めですが、いわゆるアルビノではありませんから、健康や寿命に問題がないのでその点は安心です。
パグの大きさや体重
パグの身長は成犬で平均体高が25cmから30cmと、小型犬らしいサイズです。
その為、体重は10kg未満の個体が殆どで、大抵は5kgから10kgの範囲内に収まります。
日本においては住宅事情もあって、より小さい個体が人気を集める傾向があります。
とはいえ、平均よりも大幅に小さい個体は何らかの健康問題を抱えているリスクがあるので、そこは念頭において飼うかどうか検討する必要があるでしょう。
パグは海外にも熱烈な愛好家が存在する
顔に特徴があるパグはブサカワ系の中で安定した人気を誇り、なんともいえない魅力を感じさせます。
実のところ、公式なパグの色は4色でその内の2色がレアな色にあたり、レアではない2色は比較的安く手に入ることがあります。
パグの性格や飼い方のコツ
パグは基本的にはお利口で人懐っこい性格
パグの性格は一言で表すのは難しいですが、割と素直だったり人懐っこいところがあり、愛情を示したりいたずらをするなどが特徴に挙げられます。
他にも愛嬌のある振る舞いを見せたり、小型な見た目よりもお利口で注意力を発揮することがあります。
穏やかな性格の個体は平穏にリラックスして過ごしますし、他の犬や飼い主に合えば社交的に振る舞います。
頑固な一面も持ち合わせている
ただ、パグは頑固な一面も持ち合わせていますから、譲れない場面では意固地になることも珍しくないです。
つまり、大抵のパグは初めて合う相手に対しても警戒心はそれほど強くなく、信頼できる相手と認めれば愛嬌を見せるといえます。
散歩の目安は1日あたり2回
パグは特に体が弱いということはありませんが、健康の為には定期的に散歩をすることが不可欠です。
散歩の目安は1日あたり2回で、1回あたり30分くらいは歩きたいところですが、子犬であれば1日1回15分ほどでOKです。
またパグは毛が短いとはいえ暑さ、寒さに強いわけではないですから、散歩をする時間帯を工夫することが必要となります。
夏場は夕方以降、暗くなってから外に出るのが良いでしょう。
逆に冬場は日が出ている明るい時間帯がベストで、まだ温かい内に散歩を済ませるのが無難です。
パグはしつけをしっかりと行うことが大事!
パグの飼い方については、愛嬌が魅力的でかわいいことからついつい甘やかしがちですが、しつけはしっかりと行うことが必要です。
甘やかすのは飼い主にとっても、パグにとっても良くないので、可愛がるところでは可愛がり、締めるところはちゃんと締めることが重要です。
このメリハリがパグを飼いやすい性格へと導いたり、実際にどこに出しても恥ずかしくない個体に育てます。
パグのお手入れ方法
パグの毛はダブルコートながらも短いので、基本的には抜け毛だらけにはなりにくく、日常的にはお手入れの手間も多くはないです。
ただし年に2回の換毛期だけは別で、この期間中は抜け毛が多く頻繁に抜けますから、こまめにブラッシングして取り除いてあげることが大切です。
汚れが溜まりやすい顔のお手入れは丁寧に
肝心なのは汚れが溜まりやすい、顔のお手入れで、シワの部分をしっかりと綺麗にしてあげたいところです。
顔のお手入れといっても特別なことは不要で、通常は清潔な布で拭いてあげたり、綿棒なので優しく汚れを取ってあげる程度で十分です。
パグの寿命や健康について
パグの寿命は15歳くらいまでと、他の犬種と比べても短いわけではないですが、飼い方によっては病気になりやすく短命になることもあるので注意です。
この為、こまめな散歩は必要不可欠ですし、飼い主から率先して遊んであげることが重要となります。
運動不足に注意!しっかり遊んであげましょう
パグは性格こそ活発ですが、行動に関してはそこまで活発ではありませんから、遊べる時に沢山遊んであげることが肥満解消や肥満予防に繋がります。
散歩が億劫で外出したくない、そういう飼い主のもとで飼われてるパグは運動不足に陥りやすいですから、飼い主の性格によってもパグが飼いやすくも飼いにくくもなるでしょう。
栄養は犬の年齢にもよりますが、健康体であればたんぱく質を重視して、筋肉を落ちないように気をつけるのがベストです。
十分なたんぱく質を摂って適度な運動を心がければ、ストレスを溜めない限り問題行動は起こしませんし、寿命についても十分に長生きすることになる可能性に期待できます。
パグとブルドッグの違いについて
パグは小型犬でブルドッグは中型犬
パグとブルドッグは似ているイメージですが、小型犬のパグに対しブルドッグは体高が30cm台後半、体重は25kgくらいと中型犬に分類されます。
その為、横に並ぶと同じ年齢でも大人と子供くらいに違いますし、持ち上げた時に感じる重さもかなり異なるものとなります。
毛色はパグが基本色が4色なのに対し、ブルドッグはそれ以上に単色に加えて複数色も存在します。
つまり色のバリエーションが豊富で、個体によって見た目も印象も大きく変わることを意味します。
ちなみに、フレンチブルドッグという犬種がいてますが、こちらはブルドッグとは原産国も違い、異なる犬種になります。
頑固な点は性格が共通している
性格はどちらも似ているところがあり、中でも頑固な点はとても共通しているといえます。
信頼関係が築ければとても飼いやすいのも共通ですし、しつけが不十分だとわがままになるのも同じです。
食事が肥満に繋がりやすい点も共通で、栄養バランスに偏りがあったり運動不足に陥ると簡単に太ります。
ブルドッグは体格こそやや大きめですが、性格は割と繊細なので外飼いよりも室内で飼うのに適しています。
値段はパグよりブルドッグのほうが高い
値段はパグが10万円台からですが、ブルドッグは最低でも30万円台、上は50万円台が相場です。
頭の大きさの違いが難産に繋がるので、人の手により帝王切開を要するケースが多々あります。
それと死産も多い犬種ですから、必然的にこのような価格差に結びついているわけです。
パグとブルドッグはしつけ方など共通点は多い
改めて確認すると、両者はどちらも鼻が短く顔にシワがあって、顔だけ見ればとても似ているといえるでしょう。
しかし体の大きさは小型犬と中型犬で異なりますし、体高も体重もかなり違います。
毛色の種類も4色と多色で違いますし、性格も似ているところがあれば異なる点も存在します。
とはいえしつけが不可欠なのは共通点で、しつけが行き届いていれば飼い主と良好な関係を築けたり、飼いやすくもなります。
肥満になりやすい体質は同じで、食事や運動が重要な点も共通ですから、いずれかを飼った経験があればもう一方も飼いやすいと思われます。
両者共に外飼いには不向きで、室内環境を整えて家の中で飼ってあげることが欠かせないです。
値段は安産と難産を理由に価格差があって、パグは安いものだと10万円台で手に入ります。
パグを購入する際に知っておくべきポイント
里親募集に出されるパグが多いのが実情
バグを購入する上で知っておきたいのは、販売以外にも里親を必要とする個体が少なくないことです。
小型犬なので飼いやすいことから人気ですが、一方では生活の変化や引越しなどを理由に手放す人も多いことがポイントに挙げられます。
その為、里親募集に出されるパグは思いの外多く、新たな飼い主が見つからないと処分されてしまうパグが存在することは知っておきたいです。
里親募集のパグは成犬の割合が多い
当然ですが、子犬の段階で手放される個体は少ないので、里親募集のパグは必然的に成犬の割合が多い傾向です。
里親募集で引き取っても、既に成犬で一緒に過ごせる年数は短くなりますから、引き取りを検討するならその点を念頭に置いておくことが不可欠です。
ペットショップで販売される子犬は20万円以上が相場
一方でペットショップで販売される子犬は20万円以上が相場ですが、中には10万円台で取り引きされるケースもあります。
値段の違いは毛色による部分も無視できないので、比較的流通量が多い色であれば、他の色のパグより安く販売されていてもおかしくないです。
パグは人気の高まりから値段が上がっている
近年は人気の高まりから値段が上がっていますから、余程運が良くない限りは10万円で購入するのは難しいでしょう。
レアな色で血統書つきとなれば高額販売が当然ですから、このような条件に当てはまるパグを手に入れようと思えば、かなり予算に余裕がないと難しいです。
パグはメスの方が性格的にも飼いやすい
パグはオスよりもメスに人気が集まりやすく、メスの方が値段が高くつく傾向にあるといえます。
その理由は主に飼いやすさで、メスの方が性格的にも飼いやすいと考えられています。
とはいえ、生理や繁殖などオスにはない特徴も併せ持つので、そこは一長一短です。
パグをブリーダーから直接購入する際の注意点
ブリーダーから直接購入する方法もありますが、ブリーダーといっても様々で、有名な人となるとブランド力から値段が上がる傾向なので注意です。
仲介の形だと仲介手数料が発生したりするので、そこは注意点の1つといえるでしょう。
ブリーダーを直接訪問して育てている子犬を見せてもらう
ブリーダーから購入するなら信頼できる相手かどうか、実績や実力はいかほどか入念に確認することが大事です。
本当に実力のあるブリーダーであれば、血統書がついていなくても健康で元気な子犬を買うことができます。
より理想的なのは、ブリーダーのもとを訪れて直接的に話をしたり、育てている子犬を見せてもらい選んで購入することです。
会話によって知識量や信頼性がある程度は測れますし、実際に犬を見れば大切に育てられているか、ストレスを抱えていないかなどが分かるはずです。
ネットで写真を見て購入の検討となると、やはり得られる情報に限界がありますから、なるべく電話で問い合わせるなどして対応を確認することがおすすめです。
まとめ
パグは中国原産の小型犬で世界的に人気があり、毛の色は基本的に4色が認められています。
値段は10万円台から流通していますが、一般的には20万円台以上で中には50万円台の個体も存在します。
愛嬌のあるブサカワで可愛らしく、性格は活発で飼い主との信頼や社交性も併せ持つなど、小さいのに賢くお利口です。
ただしつけによって性格や振る舞いは変わりますから、しっかりとしつけをして無駄吠えなどをしないように気をつけたいところです。